2つのタイプの驚き

住む、招く空間を彩る光とアートのある家

神戸市灘区で長年住んだマンションを自分たちの理想のすまいに仕立て上げた若林ご夫婦。「動くの驚き」「静の驚き」を大事に作り上げた住まいのこだわりやお話を聞いてました。

ふたつの驚きを大事にした住まい。

人の驚きには、2つのタイプがあるのではないか。1つは、暗がりから突然、飛び出してきた何かにびっくりする「動の聴き」。そして、海辺で美しい貝殻を偶然見つけたときの、喜びが胸の中にしみ込むように広がる「静の驚き」。若林邸は、この2つの麓きに満ちた住空間である。まずは、共有部分であるために替えられなかったという築20数年の年期が入った扉を開けた瞬間。英文の描かれたフロストガラスの壁面が光を放つ、個性的な玄関ホールに簾かされる。「同じマンションにお住まいの方も、回覧板を持ってきたときに驚かれます」

内と外で気持ちを切り替えられるように

ご主人の言葉通り、予期せぬ場面と遭遇して思わずドキドキしてしまう。でも見慣れた家族にとっては、帰ってきたという実感を味わえる我が家にしかない景色。どちらにも、ここで過ごす楽しい時間への期待感が自然と高まってくる。設計者である森田恭通さんによると「外と内で気持ちが切り替えられるように」とのこと。